スーパコンピュータ富岳のプロセッサA64FXに関するマイクロアーキテクチャが公開されている。こういう情報はあまり出てくることが無いので、とてもありがたい。
せっかくなのでまとめていく。最初は勉強のためにPowerPointにまとめていたのだが、資料を切り貼りしながらブログに乗せていくことにした。
- A64FXプロセッサの概要
- ARMv8-AアーキテクチャのCPU。HPC向け。
- アウトオブオーダプロセッサ
- SVE:ベクトル長は128/256/512ビットのベクトル長をサポートする。
- 52コアを搭載(CMG=13コア+L2キャッシュ)
- CMGx4で合計52コアを搭載。
- セクタ・キャッシュ
- キャッシュをway単位で仮想的に分割する機能。
- ハードウェア・バリア
- プロセス・スレッド間の動機をハードウェアでサポートするための機能。
- ハードウェア・プリフェッチ・アシスト
- ハードウェア・プリフェッチの機能をプログラムから制御することができる機能。
- A64FXプロセッサのブロック
- アウトオブオーダアーキテクチャ
- A64FXの基本的パイプラインとステージ概要
- 命令フェッチ・ステージ
- デコード・ステージ
- 実行ステージ
- ロード・ストア・ステージ
- コミット・ステージ
- マイクロオペレーション命令
- 複雑な命令はマイクロオペレーションに分割される。
- いくつかの命令の組については、1つのマイクロオペレーションにマージされる(命令フュージョン)
- アウト・オブ・オーダー・リソース
- パイプラインステージの用語