スーパコンピュータ富岳のプロセッサA64FXに関するマイクロアーキテクチャが公開されている。こういう情報はあまり出てくることが無いので、とてもありがたい。
せっかくなのでまとめていく。最初は勉強のためにPowerPointにまとめていたのだが、資料を切り貼りしながらブログに乗せていくことにした。
- 11. データプリフェッチ
- プリフェッチには以下の5種類がある。
- ソフトウェア・プリフェッチ
- ハードウェア・プリフェッチ
- その他用語
- デマンドアクセス
- プリフェッチアクセス
- デマンドフロー
- プリフェッチフロー
- プリフェッチには以下の5種類がある。
- プリフェッチの概要
- すべてのロード・ストアアクセスはデマンドアクセスとして取り扱われる。
- ソフトウェアプリフェッチ : パイプラインアクセスが必要。
- ハードウェアプリフェッチはパイプライン上での動作が不要となる。
- プリフェッチの用語「ディスタンス」
- プリフェッチが実行させる時間から、そのデータが本当に必要な時間までのタイミング。
- プリフェッチアクセスの信頼性
- プリフェッチの「信頼性」として2種類存在する。
- "Strong"属性:ハードウェアはそのプリフェッチを必ず完了させようとする。
- "Weak"属性:プリフェッチのリクエストは、ハードウェア資源の状態によっては中止される可能性がある。
- プリフェッチの「信頼性」として2種類存在する。
- ソフトウェアプリフェッチ
- 命令によって実行されるプリフェッチ。
- ARMv8の命令によるもの
- SVEプリフェッチ命令
- SVE Gatherプリフェッチ命令
- 命令によって実行されるプリフェッチ。
- ソフトウェアプリフェッチの属性 -命令のフィールドにより属性を切り替えることが可能。
- ハードウェアプリフェッチ
- 以下の2種類が存在する。
- ストリーム検出モード
- プリフェッチ挿入モード
- ストリーム検出モードの動作概要。
- プリフェッチ挿入モード
- 制御レジスタにより条件によってプリフェッチの発生を行う。
- ハードウェアプリフェッチのアシストメカニズム