FPGA開発日記

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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

NVDLAの内部構成調査(2. BDMAの使用方法について)

RISC-VのNVDLAがコラボしたり、NVDLAの調査も再度実施しなければならないと思ってきた。 riscv.org テストパタンの中で、sanity1 / sanity2 BDMAのテストパタンだ。 BDMAはいわゆるDMAのことなのだが、ディープラーニング向けのDMAよろしく、いろんな設定が…

NVDLAの内部構成調査(1. NVDLAのテストパタンの調査)

RISC-VのNVDLAがコラボしたり、NVDLAの調査も再度実施しなければならないと思ってきた。 riscv.org しかしNVDLAの内部構成やインテグレーションの方法など、あまり情報が整理されていない。 というわけで、NVDLAのリポジトリのテストパタンを解析して、どう…

Intel Software Guard Extensionのチュートリアル サンプルプログラムを実行(Part-3 PasswordManagerCore)

Intel SGX Tutorialを読み進めているのだが、サンプルプログラムにも触れておきたい。 まずはPart-3のサンプルコードから。いわゆる普通のソフトウェアとか、GUIのソフトウェアとか触る機会がないので扱い方に少し戸惑うが... software.intel.com ページの一…

Freedom-U-SDKで生成したLinuxバイナリを自作RISC-Vシミュレータで実行 (3. シェル実行)

HiFive Unleashedは高くて買えないのだけれども、RISC-V SDKであるFreedom-U-SDKを使ってみることにした。 自作RISC-Vシミュレータを使ってRISC-VのLinuxをブートさせたいのだけれども、なかなか動作しないので四苦八苦していた。 #自作RISC-Vシミュレータ…

MarkdownエディタならTyporaが最強であるという話

RISC-V関連の寄稿する機会も増えてきて、毎日のブログ投稿する場合にも使うのがMarkdownなのだが、MarkdownのエディタいうのもEmacsとVim並の宗教戦争が起きそうな領域だと思っている。 Markdownエディタといえば有名どころを少し調べてみると、かつてはQiit…

Intel Software Guard Extensionのチュートリアルを読む(2. Design an Application)

CPU脆弱性についての論文を読んでいると必ずと言っていいほど出てくるIntel SGX(Software Guard Extension)。 なんとなく秘匿データを扱うためのIntelのハードウェア機構なんだろうなと思っていたけど、あまり知ったかぶりをしているのもよくないのでチュー…

AWS上で動作するRISC-VチップFireSimのチュートリアルを試す 9. FireSim v1.3.1 でBOOMを動かす

fires.im FireSim v1.3.1 ではBOOMに対応しているので、さっそくベンチマークプログラムを動かしてみた。 FireSim v1.3.1のダウンロード $ git clone https://github.com/firesim/firesim.git -b 1.3.1 --recurse-submodules firesim_v131 $ cd firesim_v131…

Intel Software Guard Extensionのチュートリアルを読む(2. Application Design)

CPU脆弱性についての論文を読んでいると必ずと言っていいほど出てくるIntel SGX(Software Guard Extension)。 なんとなく秘匿データを扱うためのIntelのハードウェア機構なんだろうなと思っていたけど、あまり知ったかぶりをしているのもよくないのでチュー…

Intel Software Guard Extensionのチュートリアルを読む(1. SGX Foundation)

CPU脆弱性についての論文を読んでいると必ずと言っていいほど出てくるIntel SGX(Software Guard Extension)。 なんとなく秘匿データを扱うためのIntelのハードウェア機構なんだろうなと思っていたけど、あまり知ったかぶりをしているのもよくないのでチュー…

「量子コンピュータ・超並列計算のからくり」を読んだ

量子コンピュータ 超並列計算のからくり (ブルーバックス)作者: 竹内繁樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る やっと全部読み終わった。といっても最後のほうはあまり真剣に読まずに流しながら読…

Freedom-U-SDKで生成したLinuxバイナリを自作RISC-Vシミュレータで実行 (2. Linuxのブート成功)

HiFive Unleashedは高くて買えないのだけれども、RISC-V SDKであるFreedom-U-SDKを使ってみることにした。 自作RISC-Vシミュレータを使ってRISC-VのLinuxをブートさせたいのだけれども、なかなか動作しないので四苦八苦していた。 #自作RISC-Vシミュレータ…

RISC-VのAtomic Operation命令について

RISC-VにはいくつかのAtomic演算命令が定義されている。 riscv.org Load-Reserved/Store-Conditional 命令 図. Load-Reserved/Store Conditional命令 LR命令はアドレスrs1からのデータをレジスタrdにロードし、その時のアドレスをRegister Reservationに記憶…

AWS上で動作するRISC-VチップFireSimのチュートリアルを試す 8. FireSim v1.3を試す

FireSim v1.3がリリースされた。変更点としてはAWS FPGA shell 1.4.0に対応したようだ。 これもFireSim用に独自の変更が加わっているらしい? github.com 機能的な変更点はあまり入っていない。ただしどこが変わっているか、BOOMの起動がうまくいっていない…

RISC-Vシミュレータ改造のTips

RISC-Vシミュレータで最も信頼できる実装はSpikeシミュレータである。 SpikeシミュレータはC++で書かれており、比較的簡単に解析ができるが、RTLとの実装の違いを確認したり、ソフトウェアの動作を確認したい場合に適用できるTipsがいろいろある。 各命令で…

「Linuxのブートプロセスを見る」を購入

自作RISC-VシミュレータでLinuxをブートを試行しているのだが、相変わらずうまくいかない。 initramfsのところで止まってしまうのでまったく原因がつかめずにいるのだが、何らかの問題解決の糸口にになるかと思い以下の書籍を購入した。 新装改訂版 Linuxの…

「ゼロから作るディープラーニング②」を読む (7. RNNによる文章生成)

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編作者: 斎藤康毅出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2018/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 「ゼロから作るディープラーニング②」を購入した。 あまり内容を詳…

「ゼロから作るディープラーニング②」を読む (6. ゲート付きRNN)

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編作者: 斎藤康毅出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2018/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 「ゼロから作るディープラーニング②」を購入した。 あまり内容を詳…

「ゼロから作るディープラーニング②」を読む (5. リカレントニューラルネットワーク(RNN))

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RISC-Vの割り込みとタイマの仕組み

RISC-Vの割り込みについて。 RISC-Vのサポートしている割り込み・例外について こちらについては、一覧表が作られているので参照されたい。 図. RISC-Vのサポートしている割り込み・例外。(The RISC-V Instruction Set Manual Volume II: Privileged Archite…

Freedom-U-SDKで生成したLinuxバイナリを自作RISC-Vシミュレータで実行

HiFive Unleashedは高くて買えないのだけれども、RISC-V SDKであるFreedom-U-SDKを使ってみることにした。 これはデフォルトでRISC-V上で動作するLinuxの環境が乗っているようで、SDカードなど用意してLinuxをビルドすると、ちゃんとHiFiveで動作するらしい…

HiFive Unleashed向けのオープンソースRISC-V SDK Freedom-U-SDKの環境構築

HiFive Unleashedは高くて買えないのだけれども、RISC-V SDKであるFreedom-U-SDKを使ってみることにした。 というのは、どうにかしてまともにシミュレータで動かせるLinuxを用意して、自作RISC-VシミュレータでLinuxを立ち上げたい。 せっかくvmlinuxの最初…

「ゼロから作るディープラーニング②」を読む (4. 第4章 word2vecの高速化)

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編作者: 斎藤康毅出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2018/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 「ゼロから作るディープラーニング②」を購入した。 あまり内容を詳…

RISC-V SpikeシミュレータでC/C++のprintfを実現する仕組み (11. 自作RISC-VシミュレータでBBLとvmlinuxを起動する2)

UCBが開発しているRISC-VのシミュレータSpikeや、Rocket-ChipのRTLデザインは通常はシステムコールを持っていない。 つまり、当然ながらC言語でprintf("Hello World\n");などと書いても動作しないのだが、そこはコンパイラとフロントエンドサーバfesvr、pk(P…

RISC-V SpikeシミュレータでC/C++のprintfを実現する仕組み (10. 自作RISC-VシミュレータでBBLとvmlinuxを起動する)

UCBが開発しているRISC-VのシミュレータSpikeや、Rocket-ChipのRTLデザインは通常はシステムコールを持っていない。 つまり、当然ながらC言語でprintf("Hello World\n");などと書いても動作しないのだが、そこはコンパイラとフロントエンドサーバfesvr、pk(P…

RISC-V SpikeシミュレータでC/C++のprintfを実現する仕組み (9. RISC-Vはデバイスアクセスをどのようにして実現するか)

UCBが開発しているRISC-VのシミュレータSpikeや、Rocket-ChipのRTLデザインは通常はシステムコールを持っていない。 つまり、当然ながらC言語でprintf("Hello World\n");などと書いても動作しないのだが、そこはコンパイラとフロントエンドサーバfesvr、pk(P…

「ゼロから作るディープラーニング②」を読む (3. 第3章 word2vec)

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編作者: 斎藤康毅出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2018/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 「ゼロから作るディープラーニング②」を購入した。 あまり内容を詳…