2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
このブログも始めてから4年が経った。 年末年始なので、今年一年はどうだったかな、ということでまとめてみよう。 今年の元旦には、こんな目標を立てていたのだった。 msyksphinz.hatenablog.com 引き続きRISC-Vをベースとしたエコシステムの勉強。自分でOSS…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、9章では、さまざまな形の関数コールをサポートする。 今回も非常にファイル量が多くて、とりあえずLLVMをビルドするためだけにパッチを作って当てているが、LLVM 7.0は未サポートになっている部分が多く、…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、8章では、if文などの制御文をサポートする。 今回も非常にファイル量が多くて、とりあえずLLVMをビルドするためだけにパッチを作って当てているが、LLVM 7.0は未サポートになっている部分が多く、ソースコ…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、7章では、これまでint型だけであった型のサポートを拡張する。 今回も非常にファイル量が多くて、とりあえずLLVMをビルドするためだけにパッチを作って当てているが、LLVM 7.0は未サポートになっている部分…
タイトルの通りなのだが、Chiselというハードウェア記述言語を用いて、5ステージのRISC-Vパイプラインプロセッサの設計に挑戦していた。 プロセッサをはじめとするハードウェア設計は、大体の場合はVerilog-HDLやVHDLなどのハードウェア記述言語を使用するか…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、6章では、グローバル変数のアクセスをサポートする。 今回も非常にファイル量が多くて、とりあえずLLVMをビルドするためだけにパッチを作って当てているが、LLVM 7.0は未サポートになっている部分が多く、…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、第5章に入った。オブジェクトファイルのサポートを行う。 今回も非常にファイル量が多くて、とりあえずLLVMをビルドするためだけにパッチを作って当てているが、LLVM 7.0は未サポートになっている部分が多…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するプロジェクト、今回からは4章に入って、算術論理演算命令を追加する。まずは算術演算から。 算術演算において、特殊な演算ケースの場合は演算を最適化できる場合がある。この方式についても見ていく。 実装は以下。cpu0_c…
Chiselを使って、非常にシンプルなCPUを作ってみるプロジェクト。5ステージまで拡張したので、次はフォワーディングパスを追加して正常に演算を実行できるようにする。 github.com ALUのフォワーディングパスは、 WBステージ → EXステージ MEMステージ → EX…
年末なので技術以外のことも日記に書きたいと思います。1年に1回くらいは、エモい記事を書いてもいいでしょう。 まあ今年のまとめみたいな記事です。 今年も飽きもせずほぼ毎日技術ブログを書いていました。今見たら今年の投稿数は340件に近いので、まあほと…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するチュートリアル、第3章(?)のBackendの追加の章をやり終えた。 やり終えたといっても、ひたすら写経して、ビルドして、テストパタンを動かして終わりである。 これではさすがにもったいないので、もう少しまとめておきた…
Cpu0のバックエンドをLLVMに追加するチュートリアル、第3章(?)のBackendの追加の章をやり終えた。 やり終えたといっても、ひたすら写経して、ビルドして、テストパタンを動かして終わりである。 これではさすがにもったいないので、もう少しまとめておきた…
LLVMにCpu0アーキテクチャを追加するチュートリアル。ちょっと飛ばしすぎたので一度立ち戻って、LLVMのアーキテクチャについてもう一度勉強し直す。 LLVMにバックエンドを追加するチュートリアル の Cpu0 architecture and LLVM structure をもう一度読み直…
Chiselを使って、非常にシンプルなCPUを作ってみるプロジェクト。折角なので5ステージまで拡張して、テストパタンが通るようにしたい。 参考にしたのはヘネパタの後ろの方に乗っている5ステージのプロセッサの解説。とりあえず図に乗っていることをすべてChi…
LLVMにCpu0アーキテクチャを追加するチュートリアル。ちょっと飛ばしすぎたので一度立ち戻って、LLVMのアーキテクチャについてもう一度勉強し直す。 LLVMにバックエンドを追加するチュートリアル の Cpu0 architecture and LLVM structure をもう一度読み直…
LLVMにCpu0アーキテクチャを追加するチュートリアル。ちょっと飛ばしすぎたので一度立ち戻って、LLVMのアーキテクチャについてもう一度勉強し直す。 LLVMにバックエンドを追加するチュートリアル の Cpu0 architecture and LLVM structure をもう一度読み直…
LLVMにCpu0アーキテクチャを追加するチュートリアル。ちょっと飛ばしすぎたので一度立ち戻って、LLVMのアーキテクチャについてもう一度勉強し直す。 LLVMにバックエンドを追加するチュートリアル の Cpu0 architecture and LLVM structure をもう一度読み直…
LLVMのコードとか、非常に巨大なリポジトリを追いかけるときは、やはりIDEに近いような高機能なエディタを使いたい。 Emacsでも良いのだけれども、もっと新しいエディタは無いものか、ということでVisual Studio Codeを使ってみる。さらに、せっかくなのでVi…
LLVMにCpu0アーキテクチャを追加するチュートリアル。次はBackEndの追加を行う。参考にしたのは以下。 Tutorial: Creating an LLVM Backend for the Cpu0 Architecture : Backend structure Backend structure — Tutorial: Creating an LLVM Backend for the…
Chiselについて少しずつ勉強を進めているが、SystemVerilogと同様のことが実現できないと、マスターしたとは言えないだろう。 Verilogでも多く使われるパラメータ化、これをどのようにしてChiselで使用するのか、Rocket-Chipのデザインを見ても良く分からな…
Chiselを使って、非常にシンプルなCPUを作ってみるプロジェクト。 CPUコアのバスサイズ、Debug情報のON/OFFなどをパラメータにより調整する。 github.com デザインのパラメタライズ パラメータ化する項目は、以下のようにして1つのクラスにまとめた。 RVConf…
Chiselを使って、非常にシンプルなCPUを作ってみるプロジェクト。 とりあえず、rv64ui-pのリグレッションテストがすべてPass するようになったのでGitHub上に公開した。 といっても、2段ステージのパイプラインで非常にしょぼいものだが。 ただし、このデザ…
RISC-V Summitで発表があったRISC-VのFormalツールに、riscv-formalというものがある。 内容はまだ未確認だが、どうやらRISC-Vのプロセッサに対してFormal検証をかけることができるツールらしい。 github.com もともとこのツールはVerilogなど通常のデザイン…
Chiselについて少しずつ勉強を進めているが、SystemVerilogと同様のことが実現できないと、マスターしたとは言えないだろう。 Verilogでも多く使われるパラメータ化、これをどのようにしてChiselで使用するのか、Rocket-Chipのデザインを見ても良く分からな…
Chiselを使って、非常にシンプルなCPUを作ってみるプロジェクト。 とりあえず一旦リグレッションテストを全部流してみるとどのようになるのだろうか。 リグレッションテストは、ホームディレクトリにあるtest.hexを書き換える形で行う。 本当はファイルオー…
Gem5のリグレッションテストが流れたので、次は自分でプログラムをコンパイルして動かしてみたい。 手っ取り早く、Coremarkのベンチマークプログラムが動かないかと思い、試行してみることにした。 CoremarkをGitHubからダウンロードし、展開する。 github.c…
Gem5のビルドが完了して簡単なテストが実行できたので、次はリグレッションテストを実行してみたい。 Gem5にはあらかじめRISC-V向けの命令セットのテストパタンが用意されている。これをビルドして、全て流してみればよいわけだ。 cd tests/test-progs/asmte…
Gem5というのは命令セットシミュレータの一つで、複数のISAをサポートしている。 現在のサポートしているアーキテクチャの状況はこんな感じだ。 Supported Architectures - gem5 RISC-Vも限定的にサポートされており、ビルドの試行くらいは出来そうだ。 ソー…
TensorFlow Liteは、Raspberry Pi向けであったり、iOS向けにコンパイル環境が用意されているようだが、よく見てみると一応RISC-V向けのビルドファイルが用意されている。 ちゃんとしたサポートになっているのかは分からないが、これを使えばとりあえずRISC-V…