FPGA開発日記

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RISC-Vの高性能アウト・オブ・オーダCPU XiangShanについての資料を読む (5. Kuminghuのマイクロアーキテクチャ)

HPCA2024で開催された、RISC-Vのアウト・オブ・オーダCPU XiangShanについての資料が公開されていたので、読んでみることにした。 じっくり読みたいので、1ページずつ要点を抑えていく。

次は、マイクロアーキテクチャのトピックについて。続き。

xiangshan-doc.readthedocs.io


  • 実装はハードウェア記述言語Chiselで行っている。
    • いくつかの高性能ユーティリティを実装した。
  • 性能カウンタを搭載し、性能を簡単に測定できるようにする。
  • KunmingHu : 第3世代のマイクロアーキテクチャ
    • Beijing Institute of Open Source Chip (BOSC) と共同で開発
    • RISC-V Vector Extension 1.0をサポート
    • RISC-V ハイパーバイザをサポート
    • ループ予測器、ループバッファをサポート
    • 命令キュー・実行ユニット・ロードストアユニットをリファクタリング
    • L1Dプリフェッチャを実装
    • AMBA CHI互換
  • KunmingHu の性能見積もり
    • Simpointによりチェックポイントを測定。
    • 3GHzで44.98のスコアを想定。