FPGA開発日記

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年末なので今年のまとめをしよう2023

FPGA開発日記は2015年1月4日開始から、おおよそ9年が経過しました。 今年は、ブログの記事数が3000記事に到達した節目でもあります。 プライベートでも仕事でも、かなり忙しい状況ではあるのですが、その中で継続して3000記事まで到達できたのは自分でも自信になります。 そんな今年をまとめてみたいと思います。

LLMによって、技術に対する取り組み方が変わった

今年はLLMが非常にはやったこともあり、研究や仕事の仕方が大きく変わった年だったように思う。 DeepLなどは昔から使っていたけれども、やはり年を取ったことにより英語を読む体力が無くなってきてしまい、かなり自動翻訳のおんぶにだっことなってしまっている。まあこの辺は、時間を有効に活用する(金で時間を買う)方法だと思うので、これからも積極的に活用したい。

もう一つは、ChatGPTの登場で、ついに自分も課金勢となってしまった。この1年でとんでもない進化を遂げているLLMだが、これからも積極的に活用して、少しでも自分の負荷を軽くできればいいなと思う。

本記事のイメージをChatGPTに生成してもらうと、かなりいい感じな画像を作ってくれた。ChatGPT今年もありがとう。

FPGA開発日記の活動

  • ブログ記事執筆状況

FPGA開発日記としての活動は、今年は主にVerilogで自作CPUを書いていることが多かったかな?と思う。 まだFPGAで動かすほどのところまで行っていない(面倒くさがっている)のが問題だが、シミュレーション上ではかなり動くようになっており、ランダムテストなども使ってかなりしっかりした検証ができるようになってきた。 来年度は、これをさらにブラッシュアップさせて、FPGAできちんと動作検証できるようにしたいと思う。

あとは今年は論文を結構読んだ気がする。論文の読み方が結構わかってきて、包括的に読めるようになってきた気がするので、もうちょっと推し進めたい。昔に比べると、レベルの高い国際学会の論文で、何が書いてあるのか多少理解できるようになってきた気がする。

2023年のブログの月毎の執筆数は以下で、7月にちょっと落ち込みが見える。 これなんでだったかな?プライベートで忙しいことは確かなんだけど、あんまり覚えていない。

Jan Feb Mar Apr Mar Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec Total
2023 32 28 27 29 28 30 23 29 28 31 30 28 344
2022 27 19 27 30 31 17 28 33 28 26 27 24 311
2021 24 28 30 30 32 28 29 26 25 22 15 13 302
2020 31 29 31 28 31 30 31 31 30 31 27 30 360
2019 29 28 28 31 29 29 31 31 30 31 29 32 358
2018 33 29 29 29 30 31 27 26 27 30 28 29 348
2017 27 21 30 24 33 30 30 29 29 31 33 32 349
2016 32 31 22 28 25 20 23 19 23 30 29 26 308
2015 20 27 17 6 28 29 35 31 44 31 34 27 329
  • ブログ執筆記事以外のこと

雑誌への機構として、「Software Design 2023年4月号」の特集記事「一度は学んでおきたいCPUのしくみ」に寄稿した。

gihyo.jp

めちゃめちゃ基本的なことではあるのだが、自分自身基本に立ち返るいいきっかけになり、結果的にいい経験になったなと思っている。

それ以外では、FPGA開発日記著者としての対外発表は今年はゼロ件だった。 去年までは結構対外発表をしていたのだが、自分では出向かない非常に出不精な性格により、どんどん機会が減っていった。 まあ後は自分の発表があまりうまくないので、2回目以降のオファーが無かったともいえる。 来年はもうちょっと外に向ければいいかな?多少のイベントでも、足を運んでみたい。

ブログ執筆以外のこと

仕事では相変わらずCPU設計の仕事をしているのだが、まあドキュメントを大量に書いたりだとか、ソフトウェアの方もいろいろ触る機会があって、多少領域が広がったかな、と思っている。 去年までは、例えば論理合成のタイミング解析とかもあまり得意ではなかったのだけれど、一回やり込む経験ができたことにより、あまり怖くなくなった。

仕事以外でも、いろいろ並行して挑戦的なことをしているのだが、今年はすべて失敗に終わってしまった。 来年は、もうちょっと頑張れるようにしたい。海外行きたいね。