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2. 背景と動機 (続き)
エネルギー効率
- エネルギー消費の指標
- ETR : Energy to Throughput Ratio (ETR) 低電力プロセッサのエネルギー効率に対する適切な尺度 (Lower is better?)
- エネルギー効率を上げる方法
- 並列度を上げる。N個の演算が並列に実行されると、演算毎のエネルギーは変わらないが、スループットが大きくなるため、ETRが改善される。
- インオーダスーパースカラプロセッサでは、1命令あたりの$C_\text{EFF}$が増加する。
- アウトオブオーダスーパースカラプロセッサでは、さらに$C_\text{EFF}$が増加する。
- ETRを改善するためには、高速化の割合が、$C_\text{EFF}$の増加分よりも大きくならなくてはならい。
- これは、積極的なスーパースカラでは達成できない
- ベクトルマシンは、単純な構成によりETRを改善させることができると考えられる。
- 命令フェッチ
- ベクトルユニットにより、命令フェッチの回数を劇的に減らすことができる。ETRを改善できる。
- StrongARMマイクロプロセッサでDhrystoneベンチマークを実行した際の消費電力の内訳では、電力の54%がフェッチ度でコードで消費されていることが分かる。
- レジスタファイルへのアクセス
- データパス・データ
- データ感が独立なため、データパスのスイッチングエネルギーが削減されるはず
- データパス制御線
- データパス制御信号の切り替えはベクトル毎に1回だけなので、$C_\text{EFF}$が削減できる
- メモリアクセス
- メモリシステムへのアクセスパタンが規則的であるため、さらなる省エネルギー化が可能となる
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