ちょくちょく話題に上がっていた、MicrochipのPolarFire Icicle Kitを購入し、先日発送されついに我が家に到着した。
どうも中身はSiFiveのマルチコアSoCのようで、それにFPGAを接続してSoCを構成しているようだ。 しかし詳細については正直全く調べていない。公私共に最近忙しすぎて、これについて事前勉強している暇がなかったのだ。
とりあえずやってみたいこととしては、Linuxのブートとベンチマーキングかな。後はせっかくなのでMircochip(というかMicrosemiか)のFPGAも試したい。 SoCのアクセラレータとして動かせるならば、Chiselで何かしらデザインを書いて、FPGA部にインプリして遊んでみるのも面白そうだ。
とここまで書いてふと思ったのだが、そもそもこのSoC FPGAはどういった分野がターゲットの製品なのかなあ? Brochureを眺めて見ても、なんかいろんな分野のことが書いてあってターゲットを絞っているわけでもなさそうだ。 MicrosemiというなかなかキワモノのFPGAとキワモノのRISC-V、どこがどういった分野で使用されるのだろう?
と思ったらRISC-Vの仕様書翻訳で有名なしばっちさんがMicrosemi FPGAの紹介をされていた。なるほどー、コンパクト低消費電力向け、ということね。 まあXilinxでもIntelでも、それだったら小さなFPGAを買って来ればよい、という話になるんだろうが、そもそもツールが大きすぎて使う気にならないしな... (私のPCのSSDは使用率が95%になってしまっており、もう新規のツールを入れる隙間が無いのだ)
といいつつその裏返しで、Microsemiのツールもあまりいい話を聞いたことがない。RISC-V CPUコンテストの時にMicrosemiのFPGAはツールがボロッカスだったという話も聞いているので、そのあたりどうなのかしら?という所も見てみたい。
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あとはあれだな。今私はQEMU実装にハマっているので、RISC-Vターゲット向けに私のRustコードを移植して、Raspberry-PiとRISC-Vとx86の3プラットフォーム対応にするのもありだな。なんという気の長い話だ...