前回の続きで、ベクトルレジスタの1サイクル遅延に備えて、1ステージベクトル読み出しのためのステージを挿入した。 また、レジスタ読み出しを行った後に、ストアバッファのインタフェースがストールすることに備えて、ストールした後にSkid Bufferに格納するようにする。 ストールが解放されると、Skid Bufferからストア・データを読み出すようにする。
また、ベクトルSTQの問題も一つ修正した。これは、ベクトル・ストアがCommitによりストアのReady状態になった時、それを判定する論理が抜けており、ベクトル・レジスタを読み出すモードに移らずにずっとコミット状態を保持し続け、データの書き込みが発生しないという問題のようだった。
これらを修正して、一応すべてのマイクロ・ベンチマークがPASSできるようになった。