Digital Design and Computer Architecutre というのは、通称Hariss & Harris と呼ばれ、デジタル回路、コンピュータアーキテクチャの基礎的な題材を取り扱う非常に有名な教科書だ。
これまで第1版、第2版と出てきて、さらにARM版も出てきている。これらは日本語にも翻訳されており初心者向けに分かりやすい内容となっている。
そしてついにこのシリーズにおける最新版、RISC-Vに対応した新刊が登場した。 まだAmazonではデジタル紙媒体は入手できないが、デジタル版はElsevierでも入手できるようなので早速購入した。
実は私はこのシリーズはこれまでに英語版、日本語版を含め購入したことがない(少し初心者向けかなと思い購入していなかった)。 今回初めて買ってみて、まだ内容を読んでおらず目次だけ眺めているのだが、大体以下のような構成となっている。
- 第1章: From Zero to One (ゼロから1へ)
- 第2章: Combinational Logic Design (組み合わせ回路の設計)
- 第3章: Sequential Logic Design (順序回路の設計)
- 第4章: Hardware Description Languages (ハードウェア記述言語)
- 第5章 : Digital Building Blocks (デジタルビルディングブロック)
- 第6章 : Architecture (アーキテクチャ)
- 第7章 : Microarchitecture (マイクロアーキテクチャ)
- 第8章 : Memory Systems (メモリシステム)
- 第9章 : Embedded I/O Systems (組み込みI/Oシステム)
という訳で、前半は殆ど昔の版と同じではないかと予想する。前半についてはあまり詳細に読み込む必要はないかなと思うけれども、いい機会だし復習するのもいいかもしれない。まずは興味のあるところだけ読み進めていくかな。