FPGA開発日記

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Linux Foundation の Free RISC-V Online Courseをやり始めた

結論から言うと課題をこなすためには無料ではなく課金が必要だった。なんじゃそりゃ!

Linux FoudationがFreeのRISC-Vオンライントレーニングコースを2つリリースしたというので、どんなもんかと思ってやってみることにした。リリースされたコースは:

  • Introduction to RISC-V (LFD110x)
  • Building a RISC-V CPU Core (LFD111x)

の2種類で、さすがに最初の奴は簡単すぎるだろと思ってスキップして、2つ目のデジタル回路設計を学びながらRISC-Vコア作るというやつを見てみることにした。

これ、オンラインでVerilogに似たようなTL-Verilogというものを使って、オンラインエディタで回路を記述してその場でコンパイル、シミュレーションまで実行する仕組みになっている。 TL-VerilogについてはVerilogに似たように見えて制約があって慣れている人間からすると少し書きにくい。まあ仕方ない。

このコースで使うMakerchipというオンラインRTLシミュレーション環境はなかなかよくできている。オンラインエディタ上でTL-Verilogを書いて、「コンパイル」ボタンを押すと自動的にバックエンドでRTLのコンパイルが走って(ログを見る感じだとVerilatorが動いているものと思われる)、そして自動的に入力信号と出力信号を見つけて、入力信号に対してRandom Stimulusを与えて波形を表示する。 実用的ではないがなかなか面白いシステムだ。

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このツールを使って、指示通りに作業をしていくのが最初のチュートリアルなのだが、課題をオープンするためには課金しないといけない、ということだった。そういうことか!

うーんどうしようかな。途中まで進めてしまったが最後の課題に到達してもあまり新しい知識は手に入りそうにないのだが、課金してCompleteするか、途中で投げ出すか、微妙なところだな...