巷で話題になっている書籍「ファクトフルネス」を読んだ。ゴールデンウィークで時間が少しできたので一気に読みこんだ。
単なる創造や、メディアの一方的な情報だけを信頼していると、実はより広い目で見るとそれは誤っている、という話を様々なストーリーを織り交ぜながら説明する。
世界は悪くなっているように見えて、実際のところ少しずつ良くなっている、ということ。そしてどのようなこともデータを中心に判断しないととんでもない間違いを犯す可能性があるということ。
ファクトフルネス "fact-fulness" という名前の通り「ファクト」を中心に考えないと世界を誤った方向に見てしまう可能性が高い、という話だ。
このことを説明するために、第1章から第10章にかけて、様々な視点からデータの重要性について説明している。 実際、時間がなくても、各省の最後に書かれているまとめを読めば何とかなる気がする。
しかし、この本の本質は最初の50ページ程度にまとめられている。 最初の50ページに掲載されている質問とその回答を読めば、この本で言いたいことは掴めたも同然だ。
多くの人々は世界を誤ったように想像していること、そして世界に関する質問に対してはチンパンジー(つまりランダム)よりも正答率が低いということ。 それを見破るためには、正確な事実と正確なデータに基づく判断が必要ということだ。