「Mastering Bitcoin」を読んでいる。いよいよマイニングだ。 Bitcoinのマイニングは、どのような仕組みで、どのような計算をしているのかについて解説している。 最終的にマイニングしたブロックをブロックチェーンに接続し、それをどのようにしてビットコインネットワークに接続するためのコンセンサスを取るための仕組みだ。
- 作者: アンドレアス・M・アントノプロス,今井崇也,鳩貝淳一郎
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2016/07/14
- メディア: 大型本
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- 「Mastering Bitcoin」を読む (第5章 トランザクション)
- 「Mastering Bitcoin」を読む (第8章 マイニングとコンセンサス)
これは著者が読んだ内容をまとめているだけなので、誤訳、理解不足により誤っている可能性があります!鵜呑みにしないようにお願いします。 文章の途中に挿入している画像は、 https://www.bitcoinbook.info/translations/ja/book.pdf に含まれている画像を使用させていただいています。
第6章、第7章は一応読んだが、第8章のほうが面白そうなので先にまとめる。
第8章 マイニングとコンセンサス (2)
ブロックのチェーンの組み立てと洗濯
ブロックチェーンフォーク
ブロックのマイニングを全世界的同時並行的に行っている場合、複数のマイニングノードが異なるブロックの採掘に成功し、ビットコインネットワークに投げる可能性がある。
図. ブロックチェーンのフォークが生じる過程の可視化 - フォークが生じる前
- ほぼ同時に異なったブロックを採掘した2つのマイナーが存在する。それぞれのマイナーが同時にビットコインネットワークにブロックをブロードキャストする。
- 赤 : カナダで作ったブロック
- 緑 : オーストラリアで作ったブロック
図. ブロックチェーンのフォークが生じる過程の可視化 - 2つのブロックが同時に見つかった
- それぞれのマイニングブロックはビットコインネットワーク中を進んでいき、各ノードは最新のdifficultyを持ったブロックをメインチェーンに設定する。
- 最終的には、それぞれのメインチェーンがネットワーク上のある境界で衝突した状態になる。
図. ブロックチェーンのフォークが生じる過程の可視化 - 2つのブロックが伝搬しBitcoinネットワークを2つに分割している
図. ブロックチェーンのフォークが生じる過程の可視化 - 新しいブロックが1つのフォークを拡張