この記事は 半導体・ハードウェア開発 Advent Calendar 2017 - Qiita の7日目の記事です。
Advent-Calendarを埋めてくれるかた、今からでも募集中です!是非参加してください! 私一人では、クオリティのある記事を続けられそうにありません。。。(弱音)
前々から話題になっていた、Computer Architecture: A Quantitative Approach Six Editionを手に入れた。 Amazonからの発送が早まっており、本日我が家に届けられた。9月に予約したので、9000円未満で購入したのだが今見ると14,000に跳ね上がっている。。。
Amazon.co.jp: Computer Architecture, Sixth Edition: A Quantitative Approach (The Morgan Kaufmann Series in Computer Architecture and Design): John L. Hennessy, David A. Patterson: 洋書 via kwout
- 作者: John L. Hennessy,David A. Patterson
- 出版社/メーカー: Morgan Kaufmann
- 発売日: 2017/12/07
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
今回の大きなアップデートとしては、
- 命令セットの例がMIPSからRISC-Vへと移っている。
- ドメイン特化アーキテクチャ(Domain Specific Architecture:DSA)についての章が新設された。これに伴い、プロダクションの例として、
- クラウドコンピューティング、ウェアハウススケールコンピュータ(Warehouse Scale Computing:WSC) の章が拡張されている。Googleの最新のWSCについての解説が刷新された。
- NVIDIAのPascal P100やAVX-512、Intel Skylake CPUについても言及されている。現代の新しいマルチコアアーキテクチャについて説明されている。
中身を少し読んでみたが、なるほど、MIPSの部分がすべてRISC-Vに置き換わっている。
Domain Specific Architectureの項目も、Google Pixel Core, Tensor Processing Unitについてかなり深く言及されている(著者の一人のDavid Patterson先生はGoogleに所属しているので、ある程度やりやすいのだろうか)。
RISC-Vに差し替わっているとはいえ、本質的なところは変わっていない。新設されたWSCとDSAのところについて、しっかり読み込んでいこうかな。
RISC-Vの縁もあり、日本語訳についての計画があればご協力できますよ!ぜひ連絡を(笑)