2021年11月に新拡張仕様がかなりの数Ratifiedされた。その情報自体については知っていたけれども、あまり詳細を調査していなかったので見てみることにする。
RISC-Vの拡張仕様は通常MISA
レジスタによってA-Z
に対応付けて表記されるが、拡張が増えすぎてしまってそれでは収まらなくなっている。従ってZ
を接頭語とする拡張命令の表記方法がいくつか登場している。
- PMPエンハンスメント、つまり
Smepmp
はPMPの拡張によりマシンモードでもPMPが使うことが出来るようになるモード。 - Cache Management Operationはキャッシュ操作命令。
- Bit-Manipulation はビット操作命令。PopCount系など。
- Cryptography Extension は暗号化系の拡張命令
- RISC-V Vector Extensionはベクトル拡張命令
- RISC-V Instruction Set Manual Volume II: Priviledged Architecture はRISC-V命令本体に入る新仕様。
- Standard Extensions for Half-Precision Floating Point は半精度浮動小数点命令
- Standard Extensions for Floating-Point in Integer Registers は整数レジスタで浮動小数点命令を使うための仕様
とこの辺までは把握しているがそれ以外はあまり把握していない。特にState Enable Extensionとかよく意味が分からない。いろいろ調査していこう。