FPGA開発日記

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Vivado-HLSを使って高位合成でCPUを作ってみる(7. Cosimulationで波形をダンプして解析する)

Vivado-HLSを使って簡単なRISC-V CPUを作ってみている。

s_axiliteとm_axiの違いで動作しなくなってしまい苦労していたが、色々調べていると、#pragmaでいろんなところにm_axiを入れていけば解決することが分かり、無事にデザインを合成することができた。

github.com

diff --git a/vivado_hls/cpu_hls/rv32_cpu.cpp b/vivado_hls/cpu_hls/rv32_cpu.cpp
index ec7ca3e..3bbafc0 100644
--- a/vivado_hls/cpu_hls/rv32_cpu.cpp
+++ b/vivado_hls/cpu_hls/rv32_cpu.cpp
@@ -6,6 +6,7 @@
 rv32_cpu::rv32_cpu(uint32_t *data_mem, Addr_t tohost_addr, Addr_t fromhost_addr)
     : m_data_mem(data_mem), m_tohost_addr(tohost_addr), m_fromhost_addr(fromhost_addr)
 {
+#pragma HLS INTERFACE m_axi port=data_mem bundle=mem
diff --git a/vivado_hls/cpu_hls/cpu_hls.cpp b/vivado_hls/cpu_hls/cpu_hls.cpp
index edeaf15..5f2e330 100644
--- a/vivado_hls/cpu_hls/cpu_hls.cpp
+++ b/vivado_hls/cpu_hls/cpu_hls.cpp
@@ -7,6 +7,7 @@

 XLEN_t cpu_hls (uint32_t mem[MEMORY_SIZE])
 {
+#pragma HLS INTERFACE m_axi port=mem bundle=mem
   rv32_cpu u_rv32_cpu (mem, 0x1000, 0x1004);
   uint32_t test_counter = 0;

これで一応Cosimulationまで動作するようになった。ばんざい! サイクル数を確認すると1200サイクルくらいだ。前回よりはよっぽど改善している。 それでも、55命令を実行するのに1200サイクルは遅いなあ。

Cosimulationの際に、波形を取るようにしたので波形をダンプしてみた。

f:id:msyksphinz:20190226232546p:plain
Vivado-HLSによるCosimulationの波形確認

うーん、フェッチがかなりとびとびになっている。これは性能出ないわな。

大きいのは次のフェッチまでの時間が空きすぎていること。FIFOの中にフェッチリクエストが入っているままだけど、これはどのような仕組みになっているんだ?

f:id:msyksphinz:20190226233836p:plain
Vivado-HLS RISC-V CPUのステージ解析