NHK放送技術研究所に行ってみるのは初めてのことだった。成城学園前駅からバスで約10~15分。意外と遠いな! 実際に通っている人はみんなバスで通っているのかな。
NHKの技研公開では、NHKが考える未来の技術、現在開発中の技術や、NHKが作ろうとしている未来の放送の形を見ることができる。
例えば、23時からのニュースチェック11の「ニュースのヨミ子」など、AIを使った技術なども積極的に開発している。
例えば、
- ニュースの音声を自動的にテキストに変換する書き起こし制作システム
- 映像自動要約
- テキストビッグデータ解析技術
など、今年のオリンピックでも活用された技術がたくさんある。 私は実際に見たわけではないけど、例えばオリンピックの放送配信所から送られてくる情報をテキストや音声に変換して読み上げるのならば、比較的簡単に実現できそうな技術である。
少し気になるのは、NHKがどんどん放送の形態を広げようとしていることだ。 例えば、デンソーとの共同研究?で、視聴者から集めた視聴履歴から周辺のおすすめのお店を割り出し、ドライブ中にスマホやタブレットに表示してナビをすることができる。 これって、ほかの動画配信メディアの広告収入?というスタイルに似ているのかな?と思った。
例えば視聴者の視聴履歴という個人情報を渡したり、企業やお店にお金を払ってもらって視聴者にお勧めとして表示する。 こうやってテレビというメディアと視聴者をつなげ、ビジネスを成立させることも可能だ。
そうすると、視聴者からの受信料に頼らなくても?放送事業を継続することが可能なのではないか。と、ここで図を作ってみて、こういうのってネットメディア企業がやっていることと大して変わらなない、と思うようになった。じゃあこのビジネスモデルで、我々がわざわざ受信料を払う価値とはいったい...?
まあそれはさておき、NHKの8K技術も面白い。 8Kシアターは見に行かなかったけど、これでスポーツを見れたら本当にすごいと思う。
ピョンチャンオリンピックのフィギアスケートでも出ていた、連続カメラで角度を変えながらアニメーションを作る技術とか。Sports 4D Motionっていうのね。 あれはスポーツ競技にはちょっと不要かもしれないけど...
あとは、連続ドラマ「半分、青い」の立て看板とか...
技研7階のご飯は、安いし美味しかった。