FPGA開発日記

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Visual Studio Codeがオープンソース化されたのでソースからビルド(成功)

以前Visual Studio Codeがオープンソース化されたときに、フルスクラッチでビルドしようとして失敗したのだった。

msyksphinz.hatenablog.com

あれからずいぶんと時間がたったが、結局フルスクラッチビルドできるようになったのだろうか?久しぶりに挑戦してみよう。

Visual Studio Codeのフルスクラッチビルドに挑戦

Visual Studio Codeのリポジトリは以下に格納されている。ビルドに挑戦した環境は、Ubuntu 15.10をVagrant上で動作させている。

github.com

インストールには、以下のWikiを参考にした。

Node.JSのビルド

Visual Studio CodeにはElectronが利用されており、ビルドにはNode.JSが必要になる。v4以上が必要ということで、なるべく最新版を利用するようにしたい。 オフィシャルからソースコードをダウンロードして、ビルドした。

Node.js

オフィシャルページからソースコードをダウンロードして、解凍し、通常のconfigure, make, make installの流れでインストールできた。

f:id:msyksphinz:20160326032017p:plain

tar xvfz node-v4.4.1.tar.gz
cd node-v4.4.1
./configure
make
sudo make install

Visual Studio Codeのビルド

これは、Visual Studio CodeのWikiを参考にした。

github.com

まずは、Wikiに書いてある通り、各種パッケージをインストールしておいた。

sudo apt-get -y install libx11-dev python fakeroot

そして、ビルドを実行する。

git clone https://github.com/microsoft/vscode
cd vscode
./scripts/npm.sh install --arch=x64

特にエラーもなくビルド終了できた。成功だ!

Visual Studio Codeを立ち上げる

ビルドに成功しても、バイナリファイルが見つからないのだが、これはスクリプトを読み出すことでVisual Studio Codeを実行できる。

~/vscode$ ./scripts/code.sh

しかし何も考えずに実行すると、ライブラリがないとエラーになった。

~/vscode$ ./scripts/code.sh
[18:05:43] Using gulpfile ~/vscode/gulpfile.js
[18:05:43] Starting 'electron'...
[18:05:43] Finished 'electron' after 472 μs
./.build/electron/electron: error while loading shared libraries: libnss3.so: cannot open shared object file: No such file or directory

そこで、ライブラリをインストールする。

sudo aptitude install libnss3 libnss3-dev
./scripts/code.sh

これで起動できた!

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結論

Visual Studio Codeはフルスクラッチからビルドできるように改善された。