これまでの記事はこちら。
- RISC-Vの連載をInterface誌に寄稿しました(2018年2月号から)
- RISC-Vの連載第2回がインターフェース誌に掲載されました
- RISC-Vの連載第3回がインターフェース誌に掲載されました
図. 第4回ではRISC-Vの命令セットシミュレータを使ってプログラムを動かします。
やっと手を動かすところまで来ましたね。といってもシミュレータを使っているわけですが...
RISC-Vを実際に触ってみたい!となると、FPGAを用意するか、ISSを使ってシミュレーションだけで終わらせるか、ASICのボードを買うか... くらいしか選択肢が無い。
そのなかで、いきなりボードを買って動かしてみるのは何となく難易度が高いと思っている方は、シミュレータから始めてみるのがいいと思う。 自分の持っているプログラムがどのようなコードにコンパイルされるのかを簡単に確かめることができる。
残念ながら「ARMの乗ったボードとRISC-Vの乗ったボードで性能を比較する」というのは現状では難しいかもしれない。 RISC-Vのボードはあまりにも種類が少ないからだ。
最近になってようやくHiFive Unleashedがリリースされて、マルチコアの環境が扱えるようになりつつある。ただし、それでも日本円で10万円と、ちょっと手を出すのは厳しい。 (自称)日本で一番RISC-Vをやり混んでいる私でも手を出すのに躊躇してしまうくらいだから... 一方で、ARMなんてRaspberry-Pi3だったら数千円で手に入る。 この環境の差は大きいなあ。
第5回では、もうちょっと本格的なプログラムを動かすぞ!の予定...