第1回の時に書いた記事はこちら。
第2回はRISC-Vの仕様について。ちなみにV拡張(SIMD)については、原稿を書いたのが去年の秋くらいなので載っていません。 詳細は以下を参照。
命令セットの仕様って、知っている人にとってはつまらないし、知らない人が読んでもあまり頭に入らないかもしれない。
アーキテクチャの仕様って、知らなくてもよい人にとっては本当に知らなくてもいいことだよね。 私も、x86の仕様なんて全然知りません。せいぜいレジスタの呼び方が面倒くさい、と思っているくらい。
なので、「RISC-Vのどこが凄いの?」と聞かれて、「命令セットが~」などと答えるのは良くないと思っている。
それよりも、ISAオープンソースであることにより様々なことが解決できる、ということのほうがよっぽど重要。
- オープンなISAを採用することで、特許の問題を回避できる
- オープンなISAを採用したIPを利用することで、コストを下げることができる
等のメリットのほうが重要だと思う。
という訳で、仕様についてはさらっと読み進める感じで楽しんでいただければ。 なんせRISC-Vの仕様について日本語で体系的にまとめているのはCQ出版の「FPGAマガジン」と「インターフェース」だけですから!たぶん!
次回から、もう少しエコシステムとか、開発環境とかの話に進むはず!