ちょっと面白い製品がリリースされていたので調べてみた。
DMPのエッジ向けAIプロセッサVIA DV700という製品で、「エッジ向け」という名の通りIoTデバイスなどで動作することを前提としたAI用プロセッサだ。
Youtubeでデモンストレーションが公開されている。以下の画像はDMPのウェブサイトから抜粋。ちょっとざっくりし過ぎてて、何が何だか分からない。
足回りについてはほとんど公開されておらず、プロセッサIPとしてだけの提供なので学習用などの大量のデータを食わせるためには、DDRやPCIExpressなどのIPを接続する必要がありそうだ。
デモンストレーションでは、XilinxのZC702を使って、簡単なニューラルネットワークの構築が可能になっている。 このネットワークをどのように構築するか、まだ資料がほとんど公開されていないのだが、APIとして「Caffe / Tensor flow protocol bufferサポート」というものがある。
TensorFlowのプロトコルバッファというの何だろう。調査してみた。
なるほど、学習したグラフを保存して、エッジデバイスなどに持ってくることができる。今回の場合も、別の計算ノードで作成したネットワークグラフを、DV700に持ってくるためのインタフェースということか。 これも面白そうだ。
プロトコルバッファについては、以前記事にしていたのだった。