本日アナウンスがあって知った。Amazonが提供するインスタンスF1で動作するRISC-V マルチコアNoCがリリースされたらしい。
名前は"FireSim"。AmazonだからFireなのかな?
構成としては2種類用意されている。Amazon F1にも2種類あるが、
- f1.2xlarge : シングルコアのRocket-Chip
- f1.16xlarge : 8コアのRocket-Chip
となっている。さらにオペレーティングシステムとしてLinuxも動作させることができるらしい。これは面白いな。
FireSimをF1インスタンスで起動させるためには、Amazon Marketplaceを利用するのが便利そうだ。
AWS Marketplace: FireSim Demo v1.0
予めビルドされたRISC-Vプロセッサをインスタンスして、1コアもしくは8コアのRISC-Vを立ち上げることができる。 Linuxを起動して、SSHでログインすることも可能らしい。
ま、F1インスタンスは高いので、興味はあるけどちょっと手は出せないかな。
ちなみに余談だが、F1インスタンスは、帯に短し襷に長しではないかと思っている。 別にAmazonのAWSを使ってFPGAを使うことがユーザにとっての目的ではなくて、例えばASICをテープアウトする前の検証であるとか、話題のディープラーニング向けに行列演算器をたくさん作ってインスタンスするとか、こういうことを考えると、f1.16xlargeでも物足りない。
わざわざ大きなFPGAを買わなくても安上りなのは便利だが、外部信号などの制御は難しそうだし、手元に置くことができないというデメリットは何だかんだで大きいとおもう。
もうちょっと大きなインスタンスに期待ですね。