FPGA開発日記

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Arm DesignStart Cortex-M3を試す(4. Modelsimを使ってCortex-M3の波形を観測する)

Arm DesignStart ProgramではCortex-M3も開放されており、こちらもRTLシミュレーション環境が用意されていた。

RTLシミュレーションができるようになったので、波形を観測してみよう。 ModelSimでGUIを立ち上げて、バスを観測する。

ModelSim IntelFPGA Starter EditionでGUIを立ち上げるためには、いくつか処置が必要なようだ。 以下を参考にした。

uzusayuu.hatenadiary.jp

-64を入れるとまだ不具合があるっぽい?ので32ビット版で立ち上げる。makeを使うと落ちるので、そのままコマンドを叩いてデザインを立ち上げた。

cd Arm_DesignStart/AT421-MN-80001-r0p0-02rel0/m3designstart/logical/testbench/execution_tb
vsim  -quiet -assertdebug -voptargs="+acc=blnr"  tb_fpga_shield -gui

tb_fpga_shield/u_fpga_top/u_fpga_system/u_user_partition/u_iot_top/u_CORTEXM3INTEGRATIONが、Cortex-M3本体のようだ。そこからは、大きく分けて3種類のバスが出ているようだ。

  • Cortex-M3 テクニカルリファレンス マニュアル Appendix A. 信号の説明

ARM Information Center

AHBのバスが出ているので、それをすべて出して観測した。TESTNAME=helloを実行すると波形が表示される。

f:id:msyksphinz:20181026004305p:plain

一応動作しているように見える。ただしデバッグする方法が無いので良く分からないけれども。。。

ちなみに、Cortex-M3のデザインの中身はこのように暗号化されている。 名前は全てReplaceされており、中身を垣間見ることはできなかった。

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