FPGA開発日記

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FSBLを構築するスクリプトを自動化

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これまで、Zynq ZedBoard向けにLinuxを作成する環境はいくつか構築してきたが、ちゃんとした自動化スクリプトを構築していなかった。

msyksphinz.hatenablog.com

msyksphinz.hatenablog.com

このさい、VagrantとChef-soloを利用して、ZedBoard向けのLinux環境を構築する手順を確立しておこう。

  • 使用するバージョン Ubuntu 15.10 (wily64) Vivado 2016.2

ちなみに、Vivado 2016.3 は各所であまり良くない話を聞いているので、インストールする勇気が無い。まあコンパイラなどを使う分にはあまり問題とはならないかもしれないけど。

Chef-soloのスクリプトでFSBLを構築する

参考にした手順は、以下のサイトだ。

qiita.com

手順としては、Chef-soloに落とし込むと以下のようになる。

github.com

いくつかBashsedを使っており、これでファイルの編集を行っている。

キモとなったのは、Vivado 2016.2の仕様でLD_LIBRARY_PATHをunsetになければならず、そのための一文が入っている。

  code <<-EOS
       source /opt/Xilinx/SDK/2016.2/settings64.sh
       export CROSS_COMPILE=arm-xilinx-linux-gnueabi-
       unset LD_LIBRARY_PATH
       make zynq_zed_config
       make
   EOS

github.com

これで一応FSBLのビルドまでは出来るようになった、続けて別の部分も自動化できるようにしていく。