FPGA開発日記

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ほぼ毎日ブログを書き続けて300エントリ到達。ブログを始めて変わったこと。

このブログを始めたのは、今年の1月4日だった。始めたきっかけは、今年の目標として「一日に一つ、新しいことを学ぼう」から来ている。 一日に一つ、何を学んだか?その答えを明確にするには、「ブログ」という形で残すのが一番分かりやすいと思った。そこで、技術系、特に僕の得意分野であるハードウェア設計に関係して、ブログを作った。

そして、(ほぼ)毎日ブログを書き続けて、11月中旬で300エントリまで到達した。最初の目標は、「年300エントリを目標にしよう」だったが、途中から「このペースだと365エントリ行けるか?」、そして今は「やっぱり365は無理かなw350行ければ良いかな」となっている。

  • 「ブログを書くために、学ぶ」というのはモチベーションとして成立するか?

僕の場合は成立した。少なくとも、年頭の自分を思い返してみて、その頃よりも様々な事に恐れず挑戦するようになった。 このブログは、最初はハードウェアのことを中心に書いていた。 まずはコンピュータアーキテクチャFPGAなど。昨年、自力で実装した4wayスーパスカラMIPSプロセッサ「Pulsar-1」の性能評価のためのベンチマーク計測から始まった。 そこから、ホット(でもない?)なアーキテクチャとしてRISC-Vの調査、理解を深めるための命令セットシミュレータの開発をした。 さらにC++の勉強へと範囲を広げ、さらにISSを利用したオペレーティングシステムの実装について勉強するためにxv6へと手を伸ばした。 ソフトウェアの方向へ興味を広げていき、GPGPUを中心としたCUDAとOpenCLプログラミングモデルの調査、プログラムの開発をした。 さらにソフトウェア方向への興味の拡大として、機械学習、ディープラーニングを、全くの初心者が基礎から四苦八苦しながら学んでいる。

こう見ると、エントリの内容は結構まばらで、ちゃんと身になってるの?ブログを書くために勉強して、浅い知識で終わっちゃってない?と感じることがある。 確かに浅い知識で終わっているかもしれないが、これらの分野に対する「恐怖心」は確実に無くなっている。

年頭の僕を思い出してみると、ソフトウェアあまりうまくない、.cppのファイルを見るとウっとなる、Pythonって言うだけで頭をかかえる、GPGPUの話が出てもついていけないなどあったが、ちょっとでもかじっていくことで、実はそこまで怖がらなくても良い、時間がかかってもちゃんと勉強すれば理解できる内容なんだと感じる。他の分野に対する恐怖心が無くなったことは、ブログを書いたことの思わぬ副産物になったと思う。

ついでに言うならば、一つのことに統一して毎日話題を提供し続けるのって、かなり難しいというのも、正直ある。 今でこそ、ブログのエントリとは別に、毎日コツコツ次の自作CPUを開発しているが、少しづつすぎて毎日新しい記事にするというのはかなり難しい。ハードウェアのことだけ、知ってることだけでは、毎日ブログを更新するのは不可能だっただろう。

得意分野以外の領域で、いろんなことに挑戦する機会を強制的に得られる、ブログを通じた目標というのは僕にとって良い収穫になった。

といっても、まだまだ不勉強すぎて、反省しきり。ブログはこれからも更新して行きたいし、本格的にいろんな成果物をこの記事に載せることができるようになれば良いなと思う。